夜学舎

太田明日香の本を出すレーベルです

文学フリマの前に準備しておきたいこと

5月21日の文学フリマに出ます。夜学舎ブースは第一展示場V21です。
準備をしながら、これほかの人にも役立つかもと思ったので、備忘録的に書いておきます。

 

1.おつり、つり銭トレー、小銭ケース

まず、売るものは1000円とか500円とか、基本端数が出ない値段設定にしておくのがいちばん会計が楽。
釣銭は会場にもよるが、自分は1000円10枚、5000円1枚か2枚、500円2~3枚、あと100円玉大量という感じ。
小銭は前は袋バラバラに入れていたが、100円ショップなどで買える小銭ケースがあると一覧性があって便利。あと、コロナ以降釣銭トレーもあるといいかも。

コインケースjp.daisonet.com


2.机に敷く布、什器

本を机にそのまま置いてもいいが、装飾を凝りたい場合は、何か布のようなものを敷いておくと見栄えがする。無地の紙でもいいと思う。
数が少なければ平置きでいいが、立てた方が目立つし、数が多くなると重ねて置いたりする必要が出る。

あると便利なのがブックエンド、立てて面陳できるスタンドなど。
ポストカードなど販売する人は、写真立もあると便利。
これはほんとは本棚に重ねて立てる文庫本用のものだけど、組み立て式で持ち運びに便利なのでたまに使う。

ブックスタンド(コミック・文庫本用)jp.daisonet.com

什器は100円ショップで購入してもいいが、凝りたいなら、本グッズを売っている店や書店のオリジナルグッズを使ってもいいかもしれない。

tohon.shop-pro.jp

bibliophilic.shop


あとは、古道具屋なんかでも味のあるものが見つかる。

www.instagram.com

ちなみに持っていく本の冊数だが、私は既刊も含めて毎回5種類くらい常備できるようにしている。
1冊だけだとそれに興味がなかったら避けられそうだし、たくさんありすぎるとだと管理も大変だし、迷って購入につながらなさそうなので、そのとき推したい5種類くらいを中心にもっていく。


3.集計用の紙、スリップ


どれぐらい売れたか在庫管理のために、もっていった冊数と売れた冊数がわかるようにしておいた方がいい。
私はイベントごとにエクセルで表を作って、どの本を何冊持って行ったか事前に入力しておき、イベント中にどれくらい売れたかを正の字で記録するようにして、終了後にまとめて入力して管理している。
手書きでもいいが、しょっちゅうイベントに出る人は電子化しておいた方があとあと楽。
スリップはダブルチェックのためなのでなくてもいいけど、正の字だけだとときどき記入を忘れてしまうので事前にスリップをはさんでおき、売れたら抜くようにして後から売れた分を数えている。これもエクセルで作っている。


4.ポップ


手に取ってくれたら説明すればいいやとか、ネットで事前情報を流しているからそれ目当てに来てくれるだろうと思っていたが、案外そういう人は少ない。新規のお客さんについては、何もない状態で手に取ってみてくれる人は少ない。
手書きでもなんでもいいので、本の内容と値段を書いたポップを張っておくとそれで興味を持ってくれる人は多い。あんまり字が多すぎたり字が小さすぎるとそれも読んでくれないので、名刺サイズの紙に、タイトル、80字くらいの内容紹介、本の中の面白そうな一文、値段くらいを書いている。


5.チラシや名刺

売れなくても宣伝機会ととらえ、ブースに来た人に配れるようなチラシや名刺を用意しておくと便利。その場で買ってくれなくてもあとから買ってくれるかもしれない。
既刊や新刊案内、SNS、通販サイト、次の出店情報などまとめておくと便利。情報が多すぎるなら、QRコードだけつけて、そこに飛んでもらうのもいいと思う。手あたり次第にむやみに配るのではなく、ブースに寄ってくれた人とか、これから読者になってくれそうな人に渡すのがいいだろう。
今はcanvaなどを使えばそれなりのものが作れる。B6くらいかA6くらいが場所をとらなくていいだろう。

夜学舎チラシ



6.見本誌用の本とカバー


見本誌コーナーは一見さんとかツイッターのフォロワーじゃない人が見てくれるのでできたら置く方がいいと思う。でもシールを張るし、人がたくさん見るので本が傷みやすいので、透明なカバーを付けておくといいと思う。

製本用品・ブックカバーjp.daisonet.com


ここまで準備しておいて、本当に行けるのか不安になってきた。
しかしやったのだから行くしかない。
みなさん文学フリマ東京でお会いしましょう。
夜学舎ブースは第一展示場V21です。

webshopはこちら→https://yagakusha.thebase.in/