夜学舎の最新刊です。
『B面の歌を聞け』4号 特集「ことばへの扉を開いてくれたもの」
「自分のことば」を獲得するとはどういうことか、について考えます。
目次
はじめに(特別公開)
【インタビュー】
創作とことば 趣味でも仕事でもなく小説を書いて雑誌を作ること るるるるんメンバー(かとうひろみ、UNI、3月クララ)
かとうひろみさん、UNIさん、3月クララさんからなる「るるるるん」は住むところも仕事も違う女性3人による文芸ユニット。大人になってから小説を書き始めたというメンバーの創作と生活について伺いました。
アートとことば アートを通じて社会をほぐす 谷澤紗和子さんのアートと「ことば」 谷澤紗和子
アーティストの谷澤紗和子さんは、小説家の藤野可織さんと共同制作した「無名」(2016年)や「信仰」(2019年)、詩人の高村光太郎の『智恵子抄』のモデルとして知られる高村智恵子をモチーフにした「はいけい ちえこ さま」(2021年)、「NO」(2020年)や「くそやろう」(2020年)など、「ことば」を使ったものが多くあります。そこで、今回は谷澤さんにアートとしてことばを扱うことについて、お話を伺ってみました。
【コラム】
権力とことば 自分の言葉を獲得する 舟之川聖子
舟之川聖子さんは昨年、お子さんの中学校で行われていた頭髪検査に対して疑問を抱き、それをストップさせるために活動していました。その過程で権力とことばの関係に気づいたといいます。権力が使うことばに気づき、それと戦うための自分のことばを獲得するまでの経験について書いていただきました。
子どもとことば 「あらない」の神秘 鼈宮谷千尋
ベトナムでの日本語教師経験があるというライターで編集者の鼈宮谷千尋(べっくや・ちひろ)さん。ニュースレターの「ナマオカワリ」という文章で、ベトナムでの経験をほろ苦さも含めてみずみずしく綴った文章に、言葉を扱うことへの真摯さを感じて、原稿をお願いしました。今回はお子さんとの経験からことばについて書いていただきました。
文化とことば 幼い密輸 むらたえりか
ライターとしてドラマレビューや韓国カルチャーについて執筆しているむらたえりかさんは、自分と違う出身国のひとについて知りたいとき、「どんな言葉で暮らしているのだろう」と気になって言語にあたることが多いそう。中学生の頃から続けている韓国語学習のきっかけと、現在のお仕事である日本語教師について、思い出を交えて書いていただきました。
ことばのDIY B面の言語学習 石井晋平(イム書房)
東京で「イム書房」という古本屋を開業した石井さん。前職が海外での日本語教育の支援を行う「国際交流基金」の職員だそうで、アメリカ滞在中のブロークンな言葉のやり取りを「ことばのDIY」という視点から書いていただきました。
声、体ということば 俺は言葉に毒されていたか 服部健太郎(ほんの入り口)
これまで書店員として勤め、2023年に奈良でほんの入り口をオープンさせた服部健太郎さんは大学時代から長年演劇に携わってきました。舞台俳優として、体を動かしたり声を出すことからも言葉と付き合ってきた服部さんに、ことばとしての身体表現について書いてもらいました。
【シリーズ 地方で本を作るとは?】
持続可能な個人出版のあり方を模索して (大阪府・犬と街灯店主 谷脇栗太)
地方で本づくりをしている人にお話を伺うシリーズ第2弾。大阪で犬と街灯という個人出版専門書店を開き、自身も創作活動をされている谷脇栗太さんにお話しを伺いました。
書誌情報
表紙/カラー・本文/一色刷り、36ページ、A5判、990円(税込み)
通販フォーム(こちらの方が送料はお得です)
ウェブショップ
書店様への卸のご案内
書店様におかれましては、以下の条件でお取引しております。
掛け率 買い切り6掛け、1冊からご注文を承ります。
送料無料
発送は注文後3~4日かかります。
2冊までは普通郵便で送りますので、到着まで時間がかかります。
※買い切りのみのお取り扱いになります。
5月中にお申込みの場合、10冊以上で見本を1冊つけます。
取扱書店
東京(国分寺) イム書房
東京(新宿) IRA
東京(西日暮里)BOOK APARTMENT
東京(阿佐ヶ谷) ISBbooks
神奈川 圏外書房
〒238-0016神奈川県横須賀市深田台34
営業日:金、土、日、12時~24時(2024年5月現在)
カフェとbarと併せて「本屋」を営業
※SNSはやっておられないそうです!
大阪 犬と街灯
大阪 まがり書房
京都 レティシア書房
奈良 とほん
奈良 ほんの入り口
兵庫 1003
三重 トンガ坂文庫
高知 太陽の眼