She isが大阪・梅田 蔦屋書店にて5月特集「#生活をつくる」に関連した書籍&グッズを展開中。選書は長田杏奈さん、梶山ひろみさん、きくちゆみこさん、小林エリカさん、こだまさん、生物群さん、つめをぬるひとさん、藤原麻里菜さん、ものすごい愛さん、龍崎翔子さんが担当。関西の方、ぜひチェック◎ pic.twitter.com/F0dNW5rSba
— She is (@sheis_jp) May 19, 2018
5月に梅田蔦屋書店で開催されたShe isの#生活をつくるという特集で、
『愛と家事』が選書されました。
選んでくださったのは、
な、な、なんと
『夫のちんぽが入らない』『ここはおしまいの地』が
話題のベストセラー作家
こだまさん!!!
ありがとうございます!!
本で言いたかったことを的確にまとめてくださったコメントでした。
ちょっとだけ引用させてもらいます・・・
これは愛情を持って家事をしようと勧める本ではない。また、その考えを否定するものでもない。(中略)親の愛、夫婦の愛という圧力で相手の口を封じていないか。そんな窮屈な関係から抜け出す糸口が端正な文章で綴られている。
実は、『愛と家事』にある『家族2.0』という文章は、
『夫のちんぽが入らない』にも結構影響を受けているんです。
これは、入らないことが理由で一度も性交渉してない夫婦の話です。
こだまさんはとてもユーモアのある文章で笑い話のように書かれているのですが、
性の問題って夫婦とか家族を考えるにあたって、大きな問題だと思うのです。
性の相性=子どもができる=夫婦仲のよさみたいなのが
全部イコールでつながっているように、言われたり思ったりしがちです。
でも、この本を読んで性や恋愛がなくてもつながれるかもしれない可能性を感じ、
いろんな家族のかたちがあるんだと、希望のようなものを感じました。
あと、わたしはすごくこだまさんの人柄に心を打たれました。
学級崩壊のシーンは読んでいて胸が苦しくなるところがありました。
わたしはあんなことをされたら耐えられないし、
あとあと子どもたちに笑顔で会うこともできないし、
中心にいた子に対してもっと恨みがましいことを思っただろうと感じました。
でもこだまさんは子どもたちへまっすぐに愛情を注いでいて、
そういうところが素敵だなと思いました。
また、肝心のエピソードについても、わたしは周りの夫婦と比べたり、
夫を責めたりしそうだけど、こだまさんは全部自分の胸のうちに秘めておられて、
誰も責めない姿勢をすごいと思いました。
こだまさんも田舎の出身で、親ごさんの描写などは自分の家族と重なる部分があり、
読んでいて共感する部分がたくさんありました。
タイトルでびっくりされる方もいるかもしれませんが、
家族について考える糸口になる本なので、いろんな方に読んでもらいたいです。