夜学舎

太田明日香の本を出すレーベルです

【トークイベントレポ】【私らしい家族のかたち】トークセッション@Maar(東京・世田谷)3/21

3/21に東京世田谷にあるあかちゃんといっしょMaarという、
赤ちゃん用品と本のお店でトークイベントをしました。

この場を作り続けること【愛と家事トークセッション終了】akachantoissyo.wordpress.com

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絵本や育児関係、女性向けの本のほかにも一般書も結構あります。

オーナーの佐藤さんは、お母さんになったからといって子どものもの
中心になっちゃうと辛くなるからと、本も置いているということでした。

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豪徳寺名物のにゃんこ鈴というお菓子を用意してくださっていました。


今回はナビゲーターとしてカウンセラーの高橋ライチさんが一緒でした。

ameblo.jp


ライチさんが参加者のみなさんも巻き込みつつ、問いを投げかけながら、
わたしが答えるという会でした。
少人数でしたが、いろんなかたちの家族を経験してきた人が参加していて、
すごく密度の濃い話ができた会でした。

印象的だったのがライチさんが書かれた、家族形態の図。
ライチさんは学生時代の共同生活、結婚、子どもができて、
離婚してシェアハウスに住んだり、
事実婚をしたりと、いろんな家族を経験されてきたそうです。
ライチさんはなんと12形態の家族を経験したんだとか。
家族のかたちって人それぞれに理想というか、
これが当たり前って思っている家族のかたちがあると思います。
わたしの場合は「お父さん、お母さん、子ども二人くらい」かな。
そういう自分が思っている「家族のかたち」は、
社会からの刷り込みかもしれないし、
自分が育ってきた家族の影響かもしれないし、
パートナーの影響もあるかもしれません。

何人かお母さんとの関係が疲れるとおっしゃっていた方がいらっしゃいました。
お母さんが子どもが大人になったのに、
いつまでも赤ちゃんの頃のまま扱おうとして、
役割を固定してしまっているのかもしれません。

そういうふうになると、
家族の中での自分の役割を固定して考えてしまい、
役割が変わったのにそれを意識できなかったりして、
扱われ方にがまんできなくて、軋轢を産むこともあります。

今は長生きするし、結婚もしない人もいるから、
ずっと生まれた家族のまま、1パターンしか経験しない人もいる時代です。
家族のかたちは変わらないから、ずっと同じ役割をやらないといけない。
そうすると、疲れてしまう。
役割を意識して変えるか、家族のかたちを変えるのに、
もっと気軽に家から独立できたり、
他人が家に入ってくるような状況を作れたらいいのかなと思ったりしました。

「あたらしい家族のかたち」って言うと、
同性婚とか、法律婚をしないとか、
制度の問題って思いがちだけど、
もっと身近なところでかたちを変える工夫があればいいな〜
なんて思いました。

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めちゃめちゃ雪が降っていた日なのに、遠方からも参加していただき、
ありがとうございました!
 

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