夜学舎

太田明日香の本を出すレーベルです

【トークイベントレポ】2018/2/24@Calo Bookshop & Cafe

2月24日にCalo bookshop&cafe
トークショーを開催しました。


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詳細はこちら

yagakusha.hatenablog.com


来てくださった皆様ありがとうございました。
当日までドキドキでしたが、おかげさまで満員。


会場のCalo Bookshop& Cafeの石川さんの感想

 一緒に登壇した茂木秀之さんの感想

 遊びにきてくれたちなみさんの感想

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茂木さんたちの作った本はこちらで購入できます。

mogikenomise.base.shop



内容は、茂木さん一家の子育ての話が印象に残りました。
子供ができたことで書くこととかがより豊かになった。
制約にはなってないというようなことを言っておられて、
世間的には子育て=負担という切り口で語られることが多いので、意外でした。


また、茂木さんサイドからの質問は、
書くときの人格について自分の本来の姿に近いと思うか?
もし自分の子供ができたときにやりたいこと、逆にやりたくないことはあるか?
など深いものが多く、どう答えていいか迷うものもありました。
特に、実家の家事に影響されていると思うかという質問は、熱くなってしまいました。


あとは、質問コーナーが毎回新鮮です。
読書で人の気持ちがわかったような気になっているけど、
体験しないと本当にわかったという感じにならなくて
そういう自分にがっかりするという質問に、
茂木秀之さんがわりとはっきりとそういうものですよと答えていたのが印象的でした。

 

パートナーシップについても割とよく聞かれます。
凹凸がぴったり合うことはないけど合うように寄せていく、
かつ二人とも個人であるという自覚をもつみたいなふうに答えました。
これは、いつも夜寝るときに思います。
どんなに仲良くても、寝るときは一人だなって。

終わってからの雑談で、家事の話ってだいたい掃除機をグレードアップといような
家電の方向になりませんか。
ある人に家事代行って発想にはならないんですね、と言われたのが、
確かにという感じで新鮮でした。

わたしは頼もうと思う気すらなかったので。
それも値段なのか?罪悪感なのか?家に入られるのが嫌なのか?
とにかく、自分はああいうサービスの対象外と
無意識に思っているようなところがあります。

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Caloさんにサイン本作りました。
おみくじ式に本から抜き出したいろんな言葉が書いてあります。
よかったらこちらもお手にとってみてください。


家事について語る会や読書会もやってみたいな〜。

ひとまず発売記念のトークイベントは一段落。
ほかの地方でのイベントは企画中のものもあります。
告知をお待ちくださいませ~。


【出店情報】
なお、たまに一箱古本市や地域のイベントに出店して手売りで本を売っています。
次回は4/29(昭和の日、という言い方は好きでないので旧みどりの日
阿倍野の大吉堂さんの「王子の店先古本市」に出ます。

 

http://log-entry-95.ht




 

家族と表現についてのトークショー@Calo bookshop&cafe 2/24(土)<13:30~15:00>

家族と表現についてのトークショーをします。


人文と生活おしゃべり会 番外編 

『愛と家事』太田明日香さんと話す、家族の距離・表現の距離


@大阪 Calo bookshop&cafe

出演:太田 明日香、茂木秀之、茂木美月

http://www.calobookshop.com
参加費:1500円(ワンドリンク付き)
予約:詳しい内容・お申し込み方法はこちらをご覧ください。


「人文と生活おしゃべり会」は茂木秀之さんが2017年から開催している、
いろいろな人文書の内容を通じて生活
や世界のことを話し合う会。

茂木秀之さんは障がい者の身体介助の仕事をしている、一
児のお父さん。
子育ての中で子育てとケアの共通点、
身体
論や教育について考えたことを『介助/赤ちゃん/神と死者』という
ZINEにまとめました。

美月さんは、小沢健
二氏が連載する『うさぎ!』に文章を寄せるなど、
短い文
章をいろいろな形で書いてきましたが、その中から子育てのこと、
山の上の家での生活を『体ちゃんと赤ちゃん』『
山の家月記』
というZINEにまとめました。

 https://mogikenomise.base.shop/


家族、日常について書くこととは?
ネットではなくて本に
まとめるのはなぜ?
書く前と書いた後でどうなった?
など
、お互いの作品について公開インタビューします。

茂木秀之さん、太田明日香による「家族について考えるブックリスト」
「結婚と家事について考えるブックリスト」も配布予定。

みなさんふるってご参加ください。

【トークイベントレポ】2018/2/12@iTohen

2月の3連休にトークイベントを開催しました。
連休最終日2/12に大阪のiTohenで。

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もともとiTohen
のオーナーの鰺坂さんは、デザイン事務所をやりながら、
表現活動をする人を応援したり、学校を出てからも学び続ける場がほしいと、
カフェ兼ギャラリーを作ったそうです。

現在では周りの作家や表現活動をしている人に声をかけ、
「昼の学校、夜の学校」という学びと交流の場を作っています。

 

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iTohenは今年で15年。

聞き手は画家のマメイケダ(@KobuchadaMame )さん
おいしそうで、インパクトがある絵が魅力的!
20代半ばですが、イラスト集を誠光社から発行したり、
イラストが装丁に使われたり、活躍中。

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先頃発売されたばかりのノブうどん帖

やっぱり今回も女性の参加者が多かったです。

 
日本の家族観についてどう思うか、再婚してみてどうか、
何が違うのか、再婚について怖さはなかったのかなど、
何かしら悩みやもやもやを抱えている方が
自分の体験を重ねてヒントや答えを求めたくていらっしゃった印象でした。

もちろんすべてに完璧にお答えできるわけではありませんでしたが、
なんとなく悩みやもやもやの核に
何かしら思い込みや、常識があり、
自分の考えや行動を自由にしきれていないような印象。

私も含めてそこから完全に自由になれる人なんていないけど、
いろんな人に会ったり行動することで、
立ち止まって考えることはできるのかなあなんて思ったりしました。
私の本もそんなお役に立てていたらいいなあ。

次回は2/24にCalo bookshop&cafeで茂木さん夫妻と!
http://www.calobookshop.com

【トークイベントレポ】2018/2/10@ルヌガンガ

2月の3連休にトークイベントを開催しました。

まずは2/10に香川の本屋ルヌガンガで。

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2017年にオープンした、絵本、郷土本、文芸、エッセイから人文、旅
とあらゆる分野に目配りきいたセレクトの居心地良い雰囲気の書店。
店の奥にこじんまりしたカフェがあり、くつろいだ気分で本を選べます。

聞き手は香川を拠点に人物や風景写真で活躍する
写真家の宮脇慎太郎(@solowmiyawaki)さん

  

宮脇さんの曙光、かっこいい!

参加者は女性が多くて、最後にお一人ずつコメントをもらいました。
その中でお母さんとの関係や距離感に悩むコメントをいくつかいただいた。
私は反抗期が遅れて来たとか、本のイラストの、
似てるけど違うものという話をしました。


家事についても、配偶者の方がメインでやってるって方や
相手のテリトリーだから手伝うと嫌がられるみたいな話もあって、
人のうちの話を聞くのは参考になります。

最後に、ある参加者の方にすっきりした顔されてますねって
何度も言われたのが印象的でした。
私もたくさん読んで書いてすっきりって感じでした。
私の本はコレ一冊で解決って万能解な本じゃありません。
でも、その方がすっきりできるきっかけになったらいいなと思ったりしました。

それから、本屋で開催しただけに、参加者はやっぱり本好きの方が多くて、
トークショーに参加するのは初めてで本には作者がいるとわかって感慨深いという方、本屋に行ってたくさん買うのが趣味って方など。
こういう人たちによって支えられているのが実感できました。
お越し下さったみなさん、ありがとうございました。

『愛と家事』書籍版感想 2018年1月

買おうか迷ってる方に。
いろんな感想があります。

読了。いつの間にか握り締めてた型を捨ててしまおう、と思えた。#太田明日香 #愛と家事 #満月夜 pic.twitter.com/ly0SO0pJUd

— 髙橋奈鶴子 (@tsuru3po) 2018年1月31日

 

中小企業戦士の真田幸村、ヤンキー高校の転校生、坂本龍馬と、キレのある歴史パロディ漫画『もしも◎◎が◎◎だったら』シリーズの井上ミノルさんの感想。

 

『愛と家事』、極めて個人的な事柄を綴っているんだけれど主観と客観のバランスが良く、サラッと読めるけれど胸に色々な想いを残す本。母娘間の確執、愛について、結婚について。著者の葛藤や迷いに共感し、読後にはかすかな光明。多くの女性を救うんじゃないかなと思う良書。

そして!愛と家事は別!声を大にして言いたいフレーズ!「愛があるから家事をするのでも家事をするから愛があるのでもない」「『うちの味』『料理に愛情』(中略)そんな言葉なんかゴミ箱に捨ててしまえ。(中略)お母さんや主婦や妻を家に縛り付けておくための屁理屈なんか聞き流してやる」#愛と家事

— 井上ミノル (@minoru_arigiris) 2018年1月31日

 

インスタグラムでもちらほら。

www.instagram.com

「許すとか、なかったことにする、ということではなくて、ちゃんと自分に何があったのかを理解して、そこでついた傷や、恨みや憎しみを手放して、今の家族と幸せになりたい」というところがあって、その大失敗からのいろいろは忘れるんじゃなくて手放すのか!とすーーっと心に染んでぱぁぁっと晴れた。

 

www.instagram.com

家族をつくることに失敗した。
で始まり、
愛のもろさに恐ろしくなった。
という一文。
ヒャッとする。

 
みなさん、印象に残る部分がそれぞれで、おもしろいですね。
おおむね好意的に読んでいただいているようで、うれしいです。

家族への言えない気持ちを本に託して

『家族への言えない気持ちを本に託して』
というタイトルで、高松と大阪で週末にトークします。

わたしは割と親にはかわいがられて育った方だと思う。
自分の一回目の結婚が失敗した後、
自分が信じてきたものはなんだったんだろうという気持ちになった。
価値観の大転換みたいなことがおこって、
その中で、自分が親や世間に抱えていたもやもやの正体を、
少しずつ言葉にしていった。
ここに収録した文章はこれまで書いた、日記、エッセイ、ブログなど、
数えきれないくらいにたくさん書いた文章の中から編まれた。
そのとき言えなかった言葉は、あとになってようなくかたちになった。
なかなか言葉にならないこと、言えなくて飲み込んだこと、
生きていたら、そういうことが多い。
わたしは書いて楽になったから、これを読んだ人も、
そういうもやもやが少し楽になったらいいなと思う。

どうぞ遊びに来てください。

2/10(金)<19:30~21:00>
@高松 本屋ルヌガンガ

出演:太田 明日香、宮脇慎太郎(写真家、『曙光: The Light of Iya Valley
参加費:1500円(ワンドリンク付き)
定員 :25名先着予約制
予約:ホームページ予約フォームから



『家族への言えない気持ちを本に託して』
「愛と家事」刊行記念 太田明日香トークショー


2/12(月)<14:00~1時間程度>
@大阪 iTohen

itohen.info

 

出演:太田 明日香

参加費:1000円(ワンドリンク付き)
予約:お電話=06-6292-2812 またはiTohen<contact>ページをご利用ください。

 

『愛と家事』発売&【トークイベントレポ】2018/1/30@aruiteru

『愛と家事』先週から発売しています。

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こだまさんの新刊の近くに並べてもらって、だいぶうれしい@紀伊国屋書店新宿本店

さっそく、1/30に東京 aruiteruで出版イベント第一弾を開催しました。

ウェブを中心に熱いテキストを書いている佐々木ののかさん(@sasakinonoka )と
結婚しないことを選んで子どもを産んで育てている櫨畑敦子さん(@hajihata_atsuko)と一緒にお話しました。

 

太田明日香『愛と家事』出版記念トーク。他の誰でもない自分の生き方を作ること、それをさらけ出して書くことについて。聞き手は非婚で子育て実践されている櫨畑敦子さん、家族と性愛をテーマに文筆活動をされている佐々木ののかさんです。パンチのきいた背景は、会場で開催中のダサセーター展! pic.twitter.com/A6lA0CMFQ6

— 図書出版 創元社 (@sogensha) 2018年1月30日 

太田明日香さんの出版記念トークイベント、平日19時半からにも関わらず20名弱の方にお越しいただけました🙌今月は香川で1回と大阪で2回トークイベントがあるようなので、ご興味ある方は太田さん( @aitokaji )のツイートを見てみてくださいね☺️来てくださった皆さま、ありがとうございました🌈 pic.twitter.com/W1fYnv754s

— 佐々木ののか@帯広2/24-26 (@sasakinonoka) 2018年1月30日


ののかさんはnoteを中心に活動されていて、
恋愛観や性愛に関する熱い文章がとても共感を呼んでいます。

note.mu


それでも出しているのは中にある思いの
3割くらいとおっしゃっていたのが、印象的でした。

また、反応やまとめ方を伺うにつけ、
インターネットでの表現と紙の表現の違い、
反応の違いなんかが浮き彫りになりおもしろかったです。

この辺の話はCalo Bookshop&Cafeでの2/24のイベント
夫婦で別々のZineを作っている、茂木夫妻とも話したいと思っています。

mogikenomise.base.shop

 

ののかさんとは多分8つくらい年が離れています。
世代的には、わたしは雑誌の全盛期の終わり頃とか、
ブログ第一世代で、SNSを使い始めたのは遅かったです。
イベントから帰ってから、ソーシャルメディアとの距離感や
雑誌など紙媒体への思いなんかも聞きたかったな〜と思い返していました。
ののかさんはとにかく将来が楽しみな書き手です。
もっといろいろおしゃべりしてみたいな〜。


いらっしゃった方の感想なんかもあります。
あかちゃんといっしょ Maar
というお店をされている方がブログに感想を書いてくださいました。

あるいてるトークイベント【1月30日】akachantoissyo.wordpress.com

「愛と家事」akachantoissyo.wordpress.com


次回以降の予定は・・・

中国、四国地方の方は
 2/10高松ルヌガンガで、


関西の方は
 2/12のiTohen 

   2/24のCalo Bookshop&Cafe


でお会いしましょう!

webshopはこちら→https://yagakusha.thebase.in/